法律で解決できないこと

債務整理とは?

債務整理をすると債務整理をする以前の状況より楽になったので、すべての問題は解決できたと思われがちです。
しかし、法律で借入れ問題は解決できても、法律で解決できないものが残ることがあります。
それは人それぞれですが、借入れをするには必ず何らかの原因があり、その原因がその人の内面に抱える問題であった場合には、それが法律では解決ができず残ってしまうのです。
借入れをした理由は様々ですが、間違いなく言えることは何かを得る為に借入れをして、そのために借入れが残ったということです。
債務整理で借入れ問題が解決しても、借入れの原因となったものも一緒に解決しなければ債務整理の効果は限られたものとなり、結局また悩まなければならなくなってしまうかもしれません。

何のためにその借入れをしたのですか?

その何かがとても重要なポイントで、その何か(借入れの原因)が例えば、病気であったり、失業であったり等一時的なものであれば、債務整理をすることで借入れ問題は解決します。
しかし、一種の依存症的なものが原因で借入れをしていたのであれば、状況は大きく変わってきます。債務整理と一緒にその原因も整理し、解決しなければなりません。
もうこれは私たち弁護士や法律で解決できるようなことではなく、その人自身が原因と向き合い、解決しなければなりません。
まず今まで借入れ問題で悩んだことや色々なことがあったことを思い出してください。きっと悩み苦しみ後悔されたと思います。そしてその原因を問題として認識し解決しようと決意し、解決するためにできることをおこなってみてください。
私たち弁護士は数多くの実例を見てきて、借入れ問題は何かの依存症が原因であることが多いと考えています。
例えば買物依存症であったり、ギャンブル依存症であったり…というような例が見られます。

解決するためのステップとして

問題として認知する

多くの人は、不安を感じていてもそれをなかなか認めることができません。
それは自分を否定することとなりますし、また、良くも悪くも今の状態を維持しようとする潜在的心理が働くからです。
まず自分の心の苦しみを認め、本当の状態を受け入れることから始まります。
「苦しい…」「辛い…」「何でこうなったのだろう?「よくなる方法があるのでは?」
という少し不安に思っている自分の気持ちを認めてあげてください。

決意する

自分は「問題を解決するのだ」と決意することが第2ステップです。
借入れ問題の解決に限らず、人の行動にはこの決意がとても重要なポイントです。
決意と言えば、特別な事だと思うかもしれませんが、人は行動するときには何らかの決意、決定のもとに行動しているので、決して特別なことではなく、日常的に無意識に行われている自然なことなのです。
多くの方は、この決意する行為ができていない、またはどうしようか迷っているのが現状です。
この決意は問題として認めることで自然に生まれてきます。

助けを求める=まず相談する

私たち人間には行動し、解決する力があります。
しかし、自分ひとりで解決できるということとは違います。
解決できることには自分ひとりでは限界があるから、そのことを認めることも必要です。
実際に解決することができないまま今日まできているという現実を認めないといけません。
例えば、借入れ問題であれば、多くの人は、借入れが減るどころか逆に増えていっているはずです。だから、誰かや、何かに助けを求めるのが必要なのです。
助けを求めるとは、本を読んでみたり、インターネットで検索するなど、すぐできることから始めてみてください。これが解決へのはじめの第一歩となります。
しかし、自分自身を見つめ直すことは中々できず、自分に対し、違和感をおぼえるかもしれません。
だから、少しの勇気を出して誰かの手を借りる=私たち弁護士や誰かに相談することが重要なのです。
相談することで、今までの疑問や心配がなくなり、解決できるという希望が生まれ、心が軽くなり、気持ちに余裕がでてきます。
もうここまでくれば解決は時間の問題です。
きっとその原因を克服し解決できるはずです。

債務整理はあくまで、借入れ問題を法律で解決するに過ぎません。
法律は万能のものではなく、本当に大切なことは、その人自身の中にあると言っても過言ではありません。
私たち弁護士は、法律で一人でも多くの方の問題を解決し、皆さまのお役に立ちたいと願い、行動しています。

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