ヤミ金融業者とは?

ヤミ金融業者とは?

ヤミ金融業者とは、出資法の上限金利を超える高金利で貸付けをする者のことです。

一般的には違法な契約で貸付けを闇で行うのでヤミ金と呼ぶようで、実にうまく表現した文言です。現在は出資法の上限金利を利息制限法の範囲まで引き下げ、罰則規定を厳格化させ、金融業を営む者は貸金業登録を必須とさせるなど取締りを強化しています。

しかし、貸金業登録をしている金融業者でも実質的にヤミ金融業者と呼べるようなものまであり、貸金業登録があるからといっても大丈夫とは限りません。

また、巷では「やさしいヤミ金」と言われるものまで登場してきているようで、ヤミ金融業者にも様々な手口があるので注意が必要です。

改正貸金業法が完全施行された影響により、借入れ総額の総量規制が入った今、資金需要者は債務整理をすることよりも、新たな借入れ先としてヤミ金を利用すると言われており、深刻な社会問題となりつつあります。

短期貸し金融

少額の貸付けをし、数日で数万円の金利を乗せて一括返済させます。
少額なので負担が少なく、ヤミ金融業者を利用しているという感覚が薄いのが特徴です。少額だからといっても数回も利用すれば、とんでもない金額を支払ってしまったことになります。

090金融

誰でも見かけたことがあるかと思います。
郵便ポストに入っていたり、電柱、ベンチなどに貼ってある、携帯番号と一緒に「電話一本、即融資」といった内容のもので、あれはヤミ金融業者が夜中にポスティングしたり、せっせと貼り付けていったものなのです。

リセット金融

リセットとは自己破産のことを指します。
自己破産をすると「他の借入れがなくなるので、支払いをしてもらえる確率が高い」、しかも、「一定期間、債務整理の手続きで自己破産の申立てはできない」「後ろめたい気持ちから表面化しにくい」などのことから安心して貸付けできるのです。
利用してしまったら自己破産もできないので、結局支払い続けなければならず債務整理前の状態に逆戻りです。

換金屋金融

換金しやすい物をクレジットローンで購入させ、購入した値段より大幅に安い値段で買取り、それをオークションなどで売りさばき、その利ザヤで儲けるものです。
新品を安価で引き取りされるので利用者には購入したときのクレジットローンだけが残り、その支払いを余儀なくされます。

チケット金融

換金しやすい物をクレジットローンで購入させ、購入した値段より大幅に安い値段で買取り、それをオークションなどで売りさばき、その利ザヤで儲けるものです。
新品を安価で引き取りされるので利用者には購入したときのクレジットローンだけが残り、その支払いを余儀なくされます。

以上のようなものが、よく見かけるヤミ金融業者です。
それ以外にも資金需要者をねらった保証金詐欺も横行しています。
「融資をするために保証金が必要で、その保証金を振込みすれば融資ができる」と話し、お金をだまし取るのです。

スポーツ新聞などの広告欄で「低利で債務を一本化(おまとめローン)」といった内容のものは、保証金詐欺である場合があるので、銀行系以外のものや、特に貸金業登録番号が新しい業者はかなり怪しいと思ってください。

私たち弁護士に債務整理をご依頼されても、相手と連絡を取ることすら難しく、仮に相手を捕まえたとしてもお金は戻ってこない場合が多いようです。

私たち弁護士が力になります!

ヤミ金融業者の貸付けは違法であり、法律上でもヤミ金融業者からの借入れは支払い義務がありません。

当事務所に債務整理のご相談にこられた方の中にも、ヤミ金融業者から借入れをされ、債務整理の手続きをしていく上で交渉は難航しています。

ヤミ金融業者は「利用しない」「支払わない」「怖がらない」 の3ないです。

万一、利用し被害に遭われた場合は私たち弁護士にご相談、債務整理のご依頼をされることをおススメします

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