個人再生のQ&A

携帯電話やスマホを利用し続けられますか?

料金の支払いが遅れていない場合にはそのまま支払い続けることができれば利用できます。料金をクレジットカードで支払っている場合には口座からの引き落としに変更してください。ただし、機種変更の際に分割払いで機種を購入したりすることは難しくなります。

銀行預金口座は凍結されてしまいますか?

預金口座を持っている銀行からの借入れがある(銀行カードローンなど)と口座凍結や口座解約されてしまいますが、ない場合には凍結されません。

個人再生の申立てをした後に銀行口座開設はできますか?

借り入れがあった金融機関で口座を作ることは難しくなりますが、他の金融機関であれば預金口座を作ることは可能です。履行可能性をテストするための積立てのために新しく銀行口座を作る必要もあります。

知人や親族からの借金を個人再生から除外できますか?

個人再生は申立てのときに存在している全ての債務が対象になりますので、知人や友人、親族からの借金であっても除外できません。また、一部のクレジットカードを残すこともできません。

ギャンブルや浪費などの破産の免責不許可事由がある場合にも個人再生を利用できますか?

競馬・宝くじ・パチンコ・fxなどのギャンブル・投機的取引や高額な娯楽費などの浪費がある場合にも個人再生を利用することは可能ですが、裁判所に対して反省文等の提出が必要となります。

ローンで購入したパソコンなどは引き上げられてしまいますか?

所有権留保(売買契約において、目的物の代金が完済されるまで目的物の所有権を売主等に留保する約定)が付されているときには、別除権として扱われることになります。別除権は再生手続きによらないで行使できますので、債権者はパソコンなどの引渡しを求めることが可能となる場合があります。

オートローンやマイカーローン(自動車ローン)で購入した車はどうなりますか?

車もパソコンなどと同様に所有権留保が付されていることが多く、別除権を行使して車を引き上げられることが多くなります。
しかし、個人再生手続き上で別除権を行使する場合には対抗要件を備えていることが必要になるので、軽自動車以外の自動車については登録上の所有者名義が債権者の名義になっていることが必要です。軽自動車については売買契約書等の内容から判断されます。

奨学金にも個人再生を利用可能ですか?

学生支援機構からの借入れや学資ローンであっても個人再生を利用することは可能です。ただし、連帯保証人がついていないか注意が必要です。

連帯保証人には影響がありますか?

再生計画で弁済されない部分は保証人に請求されます。知人や親族が保証人となっている債務があると、家族や親にバレることになりますので、この点について十分に説明しておく必要があります。

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